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大月 菊花山 パノラマ展望図

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菊花山

菊花山は大月駅の南に位置する標高643.7mの頂です。山頂付近には菊花模様を呈する菊花石と呼ばれる巨石が散在し、これが山名の由来となったといいます。
峠のむこうへ」さんのサイトによると、地元では日影になることから、かつては貧乏山などと呼ばれる一方で、菊花山の南に位置する沢井集落からは北風を遮り、薪を育むことから「宝山」と称されていたといいます。

三角点のある山頂から少し西へ下った細尾根上からの展望が素晴らしく、箱庭のような大月市街を一望できます。


鳥瞰鉄道写真(とりてつ)

桂川を挟んで岩殿山と対峙する地形をなしており、それぞれに登頂し、見る、見られるの関係を理解すると面白さは倍増することでしょう。
市街地との標高差が280mあり、なおかつ足元まで街が迫まる光景はパノラママニアにはたまりません。


今回のパノラマは春と秋のシーンを取り込んでいます。

春:山桜の咲く頃
対岸に見える山の木々はまだ芽吹いたばかりであるため、彩りが少ない状態です。
ところどころに見える白っぽい樹木はヤマザクラで、ソメイヨシノの花が終わったあとが見頃になります。

秋:紅葉の頃
紅葉を狙って再登頂しました。
クヌギ系が多いようで、あまり鮮やかな紅葉とはなりませんが、この控えめな色合いに、かえって趣を感じたすることはないでしょうか。

大月東中付近に工事中の橋がありますが、春から半年経って架橋工事が完了したようです。わずか数ヶ月の期間でも変化はあり、大月駅前の一角も新しい建物が建っていました。
芽吹きから紅葉へと毎年繰り返される自然の循環と、二度と戻ることのない街の変遷。当然のことながら、これからも静かにゆっくりと続いて行きます。

 

撮影日
2010.04.18 山桜の咲く風景
2010.11.26 紅葉の風景

 

操作方法

画面のスクロールはドラッグすることで上下左右に移動します。左右方向は数秒間、ドラッグの移動の速さが影響し、やがて元のゆっくりしたスピードに戻ります。スクロールを停止するにはダブルクリックするか、ドラッグを静かに停止するこで出来ます。

 

水力発電の町

駒橋発電所は長距離送電としては先駆的な1907年運用開始というこの付近では最古という史実からも、大月は水力発電の町であるといえます。
桂川水系にはいくつも水力発電所があり、それぞれを送電線網で結んでいます。
また中央本線へ電力を供給するため、大月駅北側には変電所があります。鉄道に平行して鉄塔が建つ様子も伺え、さらに近年完成した葛野川(かずのがわ)地下発電所から送電される深城線が加わったことで、大月という街を特徴づける送電鉄塔の風景に深みが増しました。

関連:JR東日本 大月変電所




撮影地点の様子

 


更新履歴

11.01.21 UP




 関連:

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