足柄平野の北部から箱根を眺めると、箱根外輪山の北部を形成する「明神ヶ岳(1168m)」が全てであると言っても過言ではありません。それだけ雄大に横たわっています。このような山塊の場合、左右の雄大さは実感できても、前後(奥行き)の距離感はつかみにくいと言えます。そこで眺望点からの距離別に着彩してみました。普段は一枚の板のように見える明神ヶ岳ですが、手を広げたように尾根が八方に広がる様子がうかがえます。 尚、この画像の作成に当たっては国土地理院刊行の50mメッシュ日本II(標高)を使用しました。 |
地名同定 いつもどおりに山座同定すると、「明神ヶ岳」のみで終わってしまうことになります。この複雑な地形に名前はないかと、調べてみました。使用した資料は南足柄市刊行の管内図です。このあたりの地名は尾根を「〜尾」と呼ぶことが多いようです。足柄峠の静岡県側の地名もナシノ木尾、シッタカ尾などがあります。 江戸時代には入会山として麓の村に共同で利用されていたようです。このことが、地名を細かく残す結果となったのではないでしょうか。 個人的には「鬼灯ノ荷場」という名称に惹かれています。 |
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