朝靄の風景
撮影は2005年11月７日。十国峠西部編と同日です。
まだ麓に多少の靄が残っていました。

快晴
撮影は2005年12月５日　これも十国峠西部編の昼の風景と同日です。

日の入
撮影は2006年1月26日　朝、昼の風景と１年以上の差が生じてしまいました。
パノラマのつなぎ写真の場合、強い光源の写るコマだけフレアが生じ、うまく接合できないことが多いのですが、今回の夕日は光量が充分に落ちたため、なんとかなりました。
私の住んでいる地域から見る夕日は足柄山に沈むので、このように楕円につぶれた夕日を見ることはありません。生涯にこんな夕日を何度見ることができるのだろう？と、ガラにもなく思ってみたりします。

夜景
沼津アルプスと呼ばれる山塊が光の中でシルエットとなる様が美しい夜景です。
西南西の上空には金星が写っています。露光時間が15秒なので多少流れています。
露光時間の話のついでに、この夜景の画像では画角180°あたり26コマ程度で構成されています。１コマに15秒かけているため、画像の左右では時差が10分近くあります。

<狩野川>
画面上の伊豆長岡温泉から沼津アルプスと呼ばれる大平山〜香貫山の縁に沿う形で北上しています。数km西には海があるのですが、この山塊に遮られ、香貫山の北を迂回してから海へ注いでいます。
太古からの幾度にも及ぶ洪水がこの平野を形成してきたと考えられます。現在では氾濫対策のため、大平山の南に狩野川放水路が設けられています。

<丹那盆地>
パノラマの眼下に隠し里のような周囲を山々に囲まれた地域が確認できると思います。丹那（たんな）という地区で、地理学的には丹那盆地や丹那断層で知られています。
夕景のシーンで三角形の池が見えるので、どんなところだろう？と行ってみました。（画面上のカメラのアイコンをクリックしてください。）上から見るのと、下界で見るのでは様子がだいぶ違い、場所を探すのも一苦労でした。結果として名もない貯水池だったのですが、現場を訪れてみたという経験は風景の見え方を変える要因になることは確かです。

更新履歴
070204　UP
080730　三島駅周辺注記追加