元はFLASH用に制作したパノラマ展望図で、FLASHのサポート切れに伴い動画として出力しました。そのためFLASHでは可能だった画面内のアクションは動作しません。
大山
丹沢山系の南東に位置する霊峰大山は古代から信仰の対象で、特に江戸時代からは大山講という参詣を目的とした集いが関東各地に組織され、賑わいました。
別名を雨降山と称し、文字通り神に雨乞いをした場所でもあります。
相模湾からの南寄りの風が吹いたとき、最初にぶつかる高地が大山になります。そのため、平地では晴れていても、山頂は雲に覆われてしまう日も多く、今回の撮影はようやく6回目の登頂で全シーンを揃えることができました。
昼景
冬の空気の澄んだ日を狙っての撮影ですが、東京方面が順光となる午後まですっきり晴れていることは稀です。
夜景
東京スカイツリーや東京タワーを肉眼でも視認できます。
関東平野のほぼ全域が見渡せる夜景は、その面積と密度からして世界一の夜景と言っても過言ではありません。
地と図が反転し、光のない黒い部分が図として認識できるほどに光が密集しています。ただ、エネルギー問題の観点からは、やはり明る過ぎる夜景と言えるのかもしれません。
夜明け
東の空が最も美しい色をなす時間帯です。凍てついた冬の山頂で待つ空でしたが、至福のひとときでした。
日の出
この時間帯になると、昼間は空気に溶け込んでしまう川や池の水面に空が映り、その存在を気付かせてくれます。
撮影日の日の出は6:47で、非常に冷え込んだ朝だったため、光が屈折し、四角い太陽が昇りました。
ちなみに初日の出は6:46頃で、房総半島の愛宕山の方向になります。相模湾が最も左側に食い込んだあたりが目安として利用出来ます。
ナイトハイク
大山には山小屋がなく、またテント設営も禁止されています。ナイトハイクされる場合は自己責任でお願いします。
なお、冬期は日没後たちまち気温は氷点下となるため、アイゼンも必携です。
埋め込み画像一覧
画像上にカメラのアイコンを配置してあります。FLASHで閲覧可能なときにリンクしていた画像は下記から
パノラマ撮影日
快晴・夜景 :2013.12.29.
夜明け・日の出:2013.01.13.