日出塩 - 贄川
国道19号を南下し、桜沢集落へと分岐した旧道の路傍に「是より南 木曽路」の碑がある。
中山道はいよいよ「山の中」へ入っていくこととなる。
国道19号は2021年11月の桜沢トンネル開通に伴いバイパス化され、奈良井川沿いの道路の交通量は激減し静かな環境となっている。
日出塩駅 360°VR
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EF64 1011 + EF64 1018 + タキ1000
6088レ
撮影 2018年01月25日
雪煙舞う6088レ
中央西線旧路線位置図
地理院地図に筆者加筆
中央西線の日出塩-贄川間が複線化されたのは昭和53(1978)年9月14日で、地図上にそれ以前の旧線の位置を薄紫の線で示してみた。
旧線は奈良井川に近い急斜面に沿って敷かれており、トンネルは(旧)大岨トンネルのみで、片平集落付近で奈良井川を渡河している様子も見てとれる。
なお、昭和50(1975)年改測の地形図を見る限り、日出塩トンネル、大岨トンネルが先に開通し、旧線は地図上から消えている。
一方で、中之沢トンネル、片平トンネルの区間は新線とともに旧線も記載されていたので、こちらの付け替えが昭和53年に完了と読み取ることができる。
基本的にトンネルはあとから拡幅することは出来ず、さらに急斜面を山留めして新線を敷くよりも、新トンネルを通した方が安全面で勝るゆえ、付け替えが行われたと考えられる。
中之沢トンネルを出る313系
右へと逸れる旧線跡
撮影地点あたりが新旧の付け替え点だったと思われる。
片平橋
昭和10(1935)年竣工の片平橋 奈良井川右岸から
かつての国道19号はここで奈良井川を越えていた。
右岸(南側)には旧道の跡もないため、当ページの撮影地点へのアクセス道の建設の際に上書きされたものと考えられる。
土木遺産 (廃)片平橋説明板
この橋梁は、国道19号の旧道であり、奈良井川を渡河しているRC開腹アーチ(リブ+柱)として昭和10年に建設された。
現在は廃道になっているが、橋梁としては健在であり、高度な技術が要求される構造である。特にアーチ部の曲線が美しく仕上がっている。
平成20年11月に土木学会推奨土木遺産として認定を受ける。
橋梁管理者 塩尻市
白山神社
旧国道19号の北側斜面に鳥居を控えた参道がある。 白山神社と扁額に見て取れ、片平集落の鎮守である。
白山神社社殿
明治期の桜沢橋
江戸期の桜沢橋は西六間が尾張藩、東六間が松本藩が普請したため、中央で色調が異なっていたという。
写真からは左岸側は刎掛
構造であることが見てとれる。
現在の片平橋西側の一段下に架かっていたと思われ、 明治期になって藩の管轄が廃止になったためか、右岸側は左岸の刎掛材に載せる構造になっていたことも伺える。(*1)