
スカ色の115系
スカ色と湘南色とでは色彩以外に腰帯の高さに差異があることが見て取れ,その比率にためスカ色の方が少し厳つい印象を受ける。
東山北-山北間にて
1983年の秋から随時3輛化に編成が組まれることになり、全編成の施工が完了した翌1984年になると、スカ色の車輛が混在した編成が見られるようになった。
クハ115-611と612の2輛が存在していたと記憶している。
写真は雪景色を収めようといつもの場所で撮影したもので、たまたまスカ色の編成がやって来たため記録に残すことができた。残念ながら手元にはこの写真しかなく、いつまでスカ色が存在していてかも不明である。
冬季は停車時の暖房効率を高めるため、乗降扉は半自動で運用されていた。 ドアを閉めるときは車掌の操作で自動で閉じたが、開くときは乗客が手動で行っていた。 ただ、圧搾空気が抜け切るのに5秒程度かかるため、それを知らない乗客の多くは、ドアのロックが解除されたと同時に開けようとし、非常に重い扉として開ける羽目になっていたのである。

同列車

3両編成の115系
未冷房化の3輛編成。このタイプが数年間、御殿場線の主流となった。

身延線カラーの115系

同列車を
記憶している限りでは、スカ色+湘南色+身延色の組合せで運行したことはなく、混成編成はこの湘南色+身延色までであった。
関連:
身延線カラーの115系