西丹沢-三国峠からの展望図です。

静岡県小山町の上野と山中湖を結ぶ県道からのパノラマです。 便宜上、三国峠と書きましたが、東へ1kmほど戻った送電線、佐久間東幹線の直下から撮影しました。 この道を山梨県側へ抜ければ、山中湖パノラマ台が、小山町側に戻れば明神峠からのパノラマが望めます。ただし、冬期は路面凍結により通行止めとなることがあるので、注意が必要です。

<FLASH>

夜景を撮影しても面白くなさそうなので、日中の風景のみの撮影としました。

一方で、山々が折り重なり、写真だけでは奥行き方向の距離感がつかみにくいと感じたため、距離別に着彩し立体感を出すことを試みました。この方法により山塊がグループ化され位置の前後関係が明確になったと考えています。 10kmごとに色相が一巡するように操作したので、例えば、「手前の水色の山」と「奥の水色の山」では10kmの間隔があることになります。

「DISTANCE/距離別表示」のとき、手動で「OPACITY/不透明度」を調整し、背景の写真とブレンドできますので、お試しください。

また、衛星画像を使用した地図も表示できますので、併せてご覧下さい。右上のボタンで表示できます。

世附(よづく)川流域の山々は周囲に比べ、標高が低いためか、登山コースとしての人気はあまりありません。また、この地域はどの集落からも離れており、積極的な利用がされてこなかったようです。「新編相模国風土記稿」にもこの辺りの内容はほとんど登場しません。無名の山が多いのも、これらに起因するのかもしれません。

<送電鉄塔>

景観上、何かと邪魔もの扱いされる送電線ですが、同定する際の目標物として利用すれば親しみが湧いてくるのではないでしょうか。
ここから見える西群馬幹線は小山町湯船原にある新富士変電所を終点としています。調べてはいませんが、その名の通り群馬県と繋がっているのでしょう。
佐久間東幹線は、電源開発の管轄で佐久間ダムを起点とし、新富士変電所を経由しています。昨年、中継用の新しい鉄塔群が明神峠南麓に建設されたので地形図の表記と一致しません。
この送電線は道志川沿いを東へ進み、仏果山と高取山の間を越えていきます。
終点は不明です。ご存知の方はご一報をくだされば幸いです。

ところで、こんな誰も行かないような山を登ってらっしゃる方がおりまして、すごいサイトを見つけました。「誰も知らない丹沢」という本も出されています。そのあたりの本屋には置いてなかったので、ネットで注文してしまいました。それにしてもすごい体力のある方ですね。

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