冬の函館のパノラマです。
雪の函館
訪れた日は雪が降り、パノラマ撮影は無理かと諦めかけました。
この旨をタクシーの運転手さんに話すと、途中で晴れ間があるから今日は絶対行った方が良いとアドバイスされ、いざ函館山へ。雪のやむのを待って、撮影が開始できたころには所々で街灯がつきはじめていました。
青い夕景
悪天候の時は撮影はしないようにしていますが、はるばる函館まで来たからには強行です。その結果、快晴時の夕暮の赤い光はなく、青い夕景として写りました。
肉眼では彩度の低いトーンとして捉えられますが、色温度の高い曇りの夕空が影響し、ご覧のような色調になりました。
この効果を増幅させているのは、函館の街に積もった純白の雪だといえます。青い光をそのまま反射し、そこに補色の関係にあるナトリウム灯の灯りが点在することで、独特の風景を呈しています。
夜景
函館の夜景の特徴はナトリウム灯で統一されがオレンジ色の灯りと、ライトアップされた建物が発する淡い光が挙げられます。
またこの時期は五稜郭公園や眼下の登山道で手づくりキャンドルによる光の小径が演出されています。
撮影日
昼景・夕景・夜景 :2012.02.04
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操作方法
画面のスクロールはドラッグすることで上下左右に移動します。左右方向は数秒間、ドラッグの移動の速さが影響し、やがて元のゆっくりしたスピードに戻ります。スクロールを停止するにはダブルクリックするか、ドラッグを静かに停止するこで出来ます。
JR函館駅
1988年まで青函連絡船の乗り継ぎ駅でした。貨物列車はそのまま連絡船の船内へ格納され運搬されていたため、函館駅は海側へ大きくカーブした形状をしています。現在もその名残ははっきりと認められ、青函連絡船記念館として繋留されている摩周丸の船尾は函館駅の貨物ヤードを向いています。
函館ドック
正式名称=函館どつく株式会社。1896年創業の造船所です。
函館駅から海を挟んだ位置にあった"HAKODATE DOCK"と書かれた巨大なゴライアスクレーン2基はこの街のシンボルでした。パノラマの一部として収めることを楽しみにしていましたが、老朽化に伴い2009年に撤去されたそうです。
更新履歴
2012.05.06 UP
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