新潟県三条市にある大崎山公園からのパノラマです。
公園には展望台がありますが、周囲の樹木の成長が著しく、期待していたほどの展望が得られませんでした。そこで少し下ったところにある見晴らしの良い畑地から撮影。

ご覧の通り、広大な越後平野が広がる風景が特徴で、果てしなく平坦な大地が広がっています。例えば、眼下の大崎地区は河口から30km以上内陸にありますが、標高は12mほどしかなく、このことからも河川の氾濫と堆積の作用で形成された地形であることが伺えます。

平野の西端には山全体が神域である弥彦山があり、一帯のランドマーク的存在となっています。

夕景
撮影したのは霞がかった夏の日。視界は20km程度でしょうか。佐渡島（さどがしま）が見えるはずでしたが、とてもそんな状況ではありませんでした。そんな中、黄昏時の数分間、佐渡島の最高峰金北山（きんぽくさん）をシルエットとして捉えることができました。弥彦山と佐渡島のシルエットの夕景・・・最も美しい風景の時間帯です。

夜景
西側には燕三条駅をはじめ開発された地域が広がり、夜景もそれに従い華やかな光を放っています。五十嵐川に架かる幾本もの橋も街灯がともり捉えやすくなります。

北側の漆黒の田園地帯を貫く道路は直線の光の筋として夜景を構成しています。空気が澄んだ日には新潟駅を中心とした繁華街の街灯りも見えるはずです。

参考文献　
Wikipedia　「越後平野」「五十嵐川」

撮影日　DAYVIEW　　 　: 2010.08.21
　　　　NIGHTVIEW 　　：2010.08.20

大崎山公園マップ　（クリックで拡大）　　　　

操作方法

画面のスクロールはドラッグすることで上下左右に移動します。左右方向は数秒間、ドラッグの移動の速さが影響し、やがて元のゆっくりしたスピードに戻ります。スクロールを停止するにはダブルクリックするか、ドラッグを静かに停止するこで出来ます。

桜の名所でもある大崎山公園

見晴らしを遮る展望台周囲の樹木は桜のようで、単純に剪定してしまうとクレームが来そうな気がします。見晴らしと桜の花、両立できる解決策はありそうですが．．．

観測日食碑

大崎山公園一帯は本来は永明寺山（ようめいじやま）と呼ぶことを後から知りました。園内には観測日食碑なるものがあり、明治時代の皆既日食観測が、ここ永明寺山で成功したことを記念し建てらました。
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更新履歴

2010.08.06 UP

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