南斜面は雑木林となっています。
山北町史に掲載されていたため、以前から訪れてみたい場所のひとつでした。 ここ一年ぐらい都夫良野(つぶらの)周辺の集落に興味を抱き、遺跡らしき場所を踏査しています。 ハイキングコースとして定着している背後に聳える大野山ですが、ガイドマップには載っていない麓の裏道を歩くのも面白いものと実感しています。 場所は地形図で標高430.9mを示す三角点のある頂です。点の記には地蔵堂脇から道が延びているように書かれていましたが、現在はその位置には国交省の無線中継施設があり、道らしきものは消失しています。敷地脇から強引に登ろうとも思いましたが、ヤブが繁茂していて、すぐに断念しました。もう少しアプローチしやすそうな場所はないものかと地蔵堂の西の舗装された道を進むことにしました。数年前まで火葬場があったところです。その手前の西斜面は杉・桧林で間伐も行われていて中を進むことが出来ます。頂を目指して尾根まで出ると尾根の背を境に人工林と広葉樹林に別れていました。 100m程進むと三角点のある頂に着きます。
人工林が続いています。
新編相模国風土記稿には北条氏の時代、駿河、甲斐の侵攻に備え合図のための鐘を置いた場所であろうといった趣旨が書かれています。 現在では山頂は樹木で見通しがききませんが、地蔵堂からの展望と同様、かつては河村城、河村新城ともに一望できた場所にあります。 当時を偲ばせる遺構はないかと周囲の地形を観察してみると、北西斜面の杉林がひな壇状になっていることに気付きました。これは!と思ったのですが、かなり下の方まで整然と何段も続いていることが判ったため、後の時代の段々畑の名残だろうと解釈しています。 平成22年度から、県立つぶらの公園の工事が始まるようです。オオタカの生息が確認されたため遅れているとのことですが、このまま静かな状態でもいいのではと、個人的には思っています。
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