image image

送電鉄塔 安曇幹線1号線

No.3

鉄塔全景

 

安曇幹線1号線は1969(昭和44)年に安曇幹線として建設された送電線で、梓川水系の安曇発電所を基点とし新所沢変電所へ送電していました。
その後、新信濃変電所開設により、ここより上流部は梓川線に、下流部は安曇幹線1号線となりました。梓川線と鉄塔の形状が同一なのはこのためです。
また、安曇幹線2号線は12年後の1981(昭和56)年に同型の鉄塔で1号線とは若干異なるルートで建設されました。

安曇幹線1号線No.3鉄塔は、新信濃変電所の南東を流れる鎖川の対岸、河岸段丘上の台地にあり、No.2鉄塔とは径間が大きいため耐張碍子で設計された鉄塔です。 

2022年4月探訪

地図 >
  

鉄塔近景

近景

2連500KV耐張碍子


銘板

安曇幹線1号線 No.3

銘板

東京電力
安曇幹線1号線

 3

昭和44年4月(建設)
48M(高さ)


No.2 鉄塔と新信濃変電所

No.2 鉄塔(右)と新信濃変電所 

同じ烏帽子型鉄塔でも耐張碍子と懸垂碍子では水平主要部材の腕金の位置が異なるため、中央の動線周囲の5角形の空間の形が微妙に異なった表情になります。