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送電鉄塔 飛騨信濃直流幹線

No.195

鉄塔全景

鉄塔全景

 

飛騨信濃直流幹線は東日本大震災直後の首都圏の電力不足を踏まえ、周波数の異なる中部地方以西からの受電を増強するために建設され、2021(令和3)年3月31日に運用を開始した新しい送電線です。

飛騨信濃直流幹線は岐阜県高山市にある飛騨変換所を起点とし新信濃変電所までの89kmを直流±200kV、全197基の鉄塔で結んでいます。

交流の周波数を変えるには、どうやら一度直流に変換しなければならないようで、佐久間周波数変換所などの通常の変換所は交流60Hz→直流→交流50Hzの全設備が構内にあります。
一方で、 飛騨新信濃直流幹線を含めた当新設備は飛騨変換所と新信濃変電所とが分担した構造になっており、それぞれの変換設備を結ぶ直流回線部分がこの送電線になります。

通常は変電所構内にある直流区間が、89kmに亘り外部に設置された光景は非常に特殊で、筆者の知る限りは国内唯一の大規模直流送電線です。

2022年4月探訪

地図 >  

 

鉄塔全景

新信濃変電所北部の鉄塔群

左から梓川線No.42、高瀬川線No.113、飛騨信濃直流幹線No.195。


銘板

飛騨信濃直流幹線 No.195

鉄塔銘板

近景

東京電力
飛騨信濃直流幹線

 195

令和3年3月(建設)
38M(高さ)


詳細

ジャンパー線詳細 

 

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縁廻し詳細