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送電鉄塔 JR湯河原-来宮線

No.50

 

送電線JR湯河原-来宮線50号鉄塔は十国峠の南、熱海峠と東光寺を結ぶ道路脇にあります。

送電線JR湯河原-来宮線は文字通り、東海道本線の湯河原駅近くにあるJR湯河原変電所と伊東線来宮駅の変電所を結ぶ回線です。
地形図から判読するかぎり、湯河原変電所へは二宮-湯河原線も接続されている一方で、来宮変電所は当回線のみであるため、二宮-湯河原線から給電されるものと考えられます。

32号鉄塔が昭和9年竣工であるのに対し、50号鉄塔は昭和30年と記されています。
途中に主だった変電設備もなく、後の時代に回線が延長されたと考えるのは無理があります。

十国峠のケーブルカーの開業年を調べてみると昭和31年となっていました。そこで、そのときに東光寺までの道路が工事車両搬入路として整備され、尾根上にあった旧鉄塔は移動が必要となり、当鉄塔が新設されたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
いずれにしても、前後の鉄塔の建設年を調べてみる必要がありそうです。

2014年11月探訪

 

 

外部リンク:国土地理院地図>>

 


湯河原-来ノ宮 50

号 66kV  JR東日本

湯河原-来ノ宮 50 昭和30年9月竣工  JR東日本

 

 


結界写真


66kV碍子