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東京電力 西相模変電所

西相模変電所は南足柄市岩原の丘陵地帯にあり、足柄平野を中心に各変電所へ送電しています。
この変電所の特徴は構内が東西で二分され、西が東京電力、東がJRの設備となっている点です。
二つの設備間は154kV甲、乙母線で結ばれ、東電からJRへ売電しています。

JRの送電線に多い77kVが154kVのちょうど半分という点も興味深い点です。

送電線は固定した回路ではありませんが、鉄塔の回線札から判断すれば、一次側(上流側)は154kVが明神線、西相模線、66kVが大雄線、南足柄線、箱根線。
二次側(下流側)は77kVがJR西相模-平塚線、JR西相模-鴨宮線、JR西相模-沼津線、66kVが明菓足柄線、西湘線、足柄線、154kVが真鶴線と思われます。しかし回線札の番号が単に逆であることもあります。

東西二つの施設を結ぶのは154kVの2回線(写真中央)

配置図

回線番号は鉄塔の若番側から見た方向で記してあります。
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154kV甲乙母線でJR変電所へ接続した先は建屋になっており、恐らくその中に周波数変換設備があると思われます。ここで新幹線で使用する60Hzに変換し、沿線沿いの変電所へ送電されます。


JR 西相模変電所

建屋

この建屋のなかに周波数変換設備があると思われます。

変電所南側の施設

ここから、平塚、鴨宮、沼津と新幹線沿いの各変電所へ送電されています。